『物』の読み方

 

音読みブツ,モツ
訓読みもの
表外読み

 

『物』の画数

8画

 

『物』の書き順

 

『物』の部首

うしへん

 

『物』がつく熟語

 

贖物あがもの商物あきもの
磯物いそもの逸物いちもつ
鋳物いもの器物うつわもの
獲物えもの織物おりもの
貨物かもつ乾物からもの
干物からもの姦物かんぶつ
器物きぶつ菓物くだもの
傑物けつぶつ好物こうぶつ
貢物こうぶつ貢物こうもつ
穀物こくもつ腰物こしもの
個物こぶつ済物さいもつ
挿物さしもの寂物さびもの
産物さんぶつ敷物しきもの
軸物じくもの謝物しゃもつ
什物じゅうもつ腫物しゅもつ
抄物しょうもつ尉物じょうもの
庶物しょぶつ陶物すえもの
惣物そうぶつ臓物ぞうもつ
俗物ぞくぶつ俵物たわらもの
漬物つけもの添加物てんかぶつ
鈍物どんぶつ賭物のりもの
履物はきもの博物館はくぶつかん
畑物はたもの鉢物はちもの
埴物はにもの匹物ひきもの
疋物ひきもの干物ひもの
檜物ひもの副産物ふくさんぶつ
札物ふだもの物詣ぶっけい
物騒ぶっそう物販ぶっぱん
物欲ぶつよく物療ぶつりょう
宝物ほうもつ巻物まきもの
蠱物まじもの苧物まもの
物腰ものごし唯物ゆいぶつ
尤物ゆうぶつ陽物ようぶつ
粮物ろうもつ

 

『物』がつく四字熟語

 

応機接物おうきせつもつ
開物成務かいぶつせいむ
格物究理かくぶつきゅうり
格物致知かくぶつちち
玩物喪志がんぶつそうし
事事物物じじぶつぶつ
人物月旦じんぶつげったん
地大物博ちだいぶつはく
致知格物ちちかくぶつ
天地万物てんちばんぶつ
儻来之物とうらいのもの
博物究理はくぶつきゅうり
博物窮理はくぶつきゅうり
薄物細故はくぶつさいこ
万物一馬ばんぶついちば
万物一府ばんぶついっぷ
万物殷富ばんぶついんぷ
万物斉同ばんぶつせいどう
万物逆旅ばんぶつのげきりょ
万物流転ばんぶつるてん
風雲人物ふううんじんぶつ
風塵外物ふうじんがいぶつ
物我一体ぶつがいったい,もつがいったい
物換星移ぶっかんせいい
物議騒然ぶつぎそうぜん
物情騒然ぶつじょうそうぜん
物色比類ぶっしょくひるい
物是人非ぶつぜじんぴ
物物交換ぶつぶつこうかん
物論囂囂ぶつろんごうごう
忘憂之物ぼうゆうのもの
物我一体もつがいったい
物臭道心ものぐさどうしん
物見遊山ものみゆさん
薬籠中物やくろうちゅうのもの

 

『物』がつくことわざ、慣用句、故事成語

 

朝の果物は金
(あさのくだものはきん)
預かり物は半分の主
(あずかりものははんぶんのぬし)
阿堵物
(あとぶつ)
甘い物に蟻がつく
(あまいものにありがつく)
余り物には福がある
(あまりものにはふくがある)
合わせ物は離れ物
(あわせものははなれもの)
石の物言う世の中
(いしのものいうよのなか)
戴く物は夏も小袖
(いただくものはなつもこそで)
命あっての物種
(いのちあってのものだね)
いらぬ物も三年立てば用に立つ
(いらぬものもさんねんたてばようにたつ)
歌物語の歌忘れ
(うたものがたりのうたわすれ)
旨い物食わす人に油断すな
(うまいものくわすひとにゆだんすな)
旨い物は小人数
(うまいものはこにんずう)
旨い物は宵に食え
(うまいものはよいにくえ)
海の物とも山の物ともつかない
(うみのものともやまのものともつかない)
海の物とも山の物ともつかぬ
(うみのものともやまのものともつかぬ)
売り物には花を飾れ
(うりものにははなをかざれ)
沖な物あて
(おきなものあて)
奥歯に物が挟まったよう
(おくばにものがはさまったよう)
奥歯に物が挟まる
(おくばにものがはさまる)
落とした物は拾い徳
(おとしたものはひろいどく)
カイザルの物はカイザルに
(かいざるのものはかいざるに)
書いた物が物を言う
(かいたものがものをいう)
カエサルの物はカエサルに
(かえさるのものはかえさるに)
貸した物は忘れぬが借りたものは忘れる
(かしたものはわすれぬがかりたものはわすれる)
金が物言う
(かねがものいう)
金が物を言う
(かねがものをいう)
金は浮き物
(かねはうきもの)
金は世界の回り物
(かねはせかいのまわりもの)
金は天下の回り物
(かねはてんかのまわりもの)
金は湧き物
(かねはわきもの)
気の利いた化け物は引っ込む時分
(きのきいたばけものはひっこむじぶん)
食い物と念仏は一口ずつ
(くいものとねんぶつはひとくちずつ)
臭い物に蓋をする
(くさいものにふたをする)
下戸と化け物はない
(げことばけものはない)
喧嘩は降り物
(けんかはふりもの)
恋の遺恨と食べ物の遺恨は恐ろしい
(こいのいこんとたべもののいこんはおそろしい)
好物に祟りなし
(こうぶつにたたりなし)
怖い物見たさ
(こわいものみたさ)
今度と化け物には行き会った事がない
(こんどとばけものにはいきあったことがない)
先立つ物は金
(さきだつものはかね)
自家薬籠中の物
(じかやくろうちゅうのもの)
舅の物で相婿もてなす
(しゅうとのものであいむこもてなす)
証文が物を言う
(しょうもんがものをいう)
知らぬ京物語
(しらぬきょうものがたり)
シーザーの物はシーザーに
(しーざーのものはしーざーに)
姿は作り物
(すがたはつくりもの)
好きこそ物の上手なれ
(すきこそもののじょうずなれ)
好きこそ物の上手なれ
(すきこそもののじょうずなれ)
好きな物に祟りなし
(すきなものにたたりなし)
空き腹にまずい物なし
(すきばらにまずいものなし)
勝れて良き物は勝れて悪し
(すぐれてよきものはすぐれてあし)
捨て物は拾い物
(すてものはひろいもの)
世間は張り物
(せけんははりもの)
世上物騒我が身息災
(せじょうぶっそうわがみそくさい)
銭あれば木物も面を返す
(ぜにあればきぶつもつらをかえす)
高みの見物
(たかみのけんぶつ)
只より高い物はない
(ただよりたかいものはない)
只より安い物はない
(ただよりやすいものはない)
立ち物は転び物
(たちものはころびもの)
縦の物を横にもしない
(たてのものをよこにもしない)
漬物褒めれば嬶褒める
(つけものほめればかかほめる)
出物腫れ物、所嫌わず
(でものはれもの、ところきらわず)
天、二物を与えず
(てん、にぶつをあたえず)
天地は万物の逆旅
(てんちはばんぶつのげきりょ)
天は二物を与えず
(てんはにぶつをあたえず)
年寄りの物忘れ、若者の無分別
(としよりのものわすれ、わかもののむふんべつ)
ない物食おう
(ないものくおう)
長い物には巻かれろ
(ながいものにはまかれろ)
泣く口は物食う
(なくくちはものくう)
鳴り物入り
(なりものいり)
二度聞いて一度物言え
(にどきいていちどものいえ)
人間は万物の尺度
(にんげんはばんぶつのしゃくど)
猫の額にある物を鼠が窺う
(ねこのひたいにあるものをねずみがうかがう)
嚢中の物を探るが如し
(のうちゅうのものをさぐるがごとし)
残り物には福がある
(のこりものにはふくがある)
化け物の正体見たり枯れ尾花
(ばけもののしょうたいみたりかれおばな)
化け物も引っ込む時分
(ばけものもひっこむじぶん)
箱根からこっちに野暮と化け物はなし
(はこねからこっちにやぼとばけものはなし)
箸より重い物を持ったことがない
(はしよりおもいものをもったことがない)
裸で物を落とした例なし
(はだかでものをおとしたためしなし)
初物七十五日
(はつものしちじゅうごにち)
はやり物は廃り物
(はやりものはすたりもの)
腹に一物
(はらにいちもつ)
ひだるい時にまずい物なし
(ひだるいときにまずいものなし)
一口物に頰焼く
(ひとくちものにほおやく)
人と入れ物は有り合わせ
(ひとといれものはありあわせ)
人の物より自分の物
(ひとのものよりじぶんのもの物)
人は万物の尺度なり
(ひとはばんぶつのしゃくどなり)
ひもじい時にまずい物なし
(ひもじいときにまずいものなし)
夫婦は合わせ物離れ物
(ふうふはあわせものはなれもの)
忘憂の物
(ぼうゆうのもの)
本来無一物
(ほんらいむいちもつ)
眉唾物
(まゆつばもの)
見ぬ京の物語
(みぬきょうのものがたり)
見ぬ物清し
(みぬものきよし)
胸に一物
(むねにいちもつ)
無用の長物
(むようのちょうぶつ)
名物に旨い物なし
(めいぶつにうまいものなし)
目は口ほどに物を言う
(めはくちほどにものをいう)
持ち物は主に似る
(もちものはぬしににる)
物言う花
(ものいうはな)
物言えば唇寒し秋の風
(ものいえばくちびるさむしあきのかぜ)
物がなければ影ささず
(ものがなければかげささず)
物心が付く
(ものごころがつく)
物盛んなれば即ち衰う
(ものさかんなればすなわちおとろう)
物にする
(ものにする)
物になる
(ものになる)
物には時節
(ものにはじせつ)
物には始めあり終わりあり
(ものにははじめありおわりあり)
物の数
(もののかず)
物の見事に
(もののみごとに)
物は言いなし事は聞きなし
(ものはいいなしことはききなし)
物は言い残せ、菜は食い残せ
(ものはいいのこせ、さいはくいのこせ)
物は言いよう
(ものはいいよう)
物は祝いがら
(ものはいわいがら)
物は考えよう
(ものはかんがえよう)
物は相談
(ものはそうだん)
物は試し
(ものはためし)
物ははずみ
(ものははずみ)
物も言いようで角が立つ
(ものもいいようでかどがたつ)
貰い物に苦情
(もらいものにくじょう)
貰う物は夏も小袖
(もらうものはなつもこそで)
薬籠中の物
(やくろうちゅうのもの)
安い物と化け物はない
(やすいものとばけものはない)
安物買いの銭失い
(やすものかいのぜにうしない)
安物買いの銭失い
(やすものがいのぜにうしない)
尤物
(ゆうぶつ)
横の物を縦にもしない
(よこのものをたてにもしない)
世は張り物
(よははりもの)
若い時旅をせねば老いての物語がない
(わかいときたびをせねばおいてのものがたりがない)
我が物と思えば軽し笠の雪
(わがものとおもえばかるしかさのゆき)

 

 

小学3年生で習う『物』の読み方、書き順、部首と『物』を含む熟語、四字熟語、ことわざ、慣用句、故事成語をまとめて覚えよう。